ゲーミングモニターの解像度にはFHD・WQHD・4Kがあり、どれを選ぶかで映像の精細さやゲームのfpsが変わります。高解像度ほど細かな映像を表示できますが、GPUが処理する画素も増えるため、4Kを選べば必ず満足できるわけではありません。
選ぶときに見るのは、画質、fps、GPU性能、画面サイズです。FHD・WQHD・4Kの違いから、自分に必要な解像度を絞り込んでいきます。
ゲーミングモニターのFHD・WQHD・4Kは何が違う?

FHD・WQHD・4Kでは画素数と映像の精細さが変わる
FHD・WQHD・4Kの大きな違いは、画面を構成する画素(ピクセル)の数です。
| 解像度 | ピクセル数 | 総画素数 | FHDとの比較 |
|---|---|---|---|
| FHD | 1920×1080 | 約207万画素 | 1倍 |
| WQHD | 2560×1440 | 約369万画素 | 約1.78倍 |
| 4K | 3840×2160 | 約829万画素 | 4倍 |
4Kの画素数はFHDの4倍です。NVIDIAの4K解説でも、3840×2160は1920×1080の4倍のピクセル数を持つと説明されています。同じ画面サイズなら、画素数が多いほど細かな映像を表現できます。
WQHDは約369万画素で、FHDと4Kの中間に位置します。FHDより精細さを上げつつ、4Kほど画素数を増やさない選択肢です。
解像度を上げるほど高fpsには高いGPU性能が必要になりやすい
ゲームでは、画素数が増えるほどGPUが処理する情報も増えます。高解像度と高fpsを両立させるなら、GPU性能まで含めて考えなければなりません。
AMDもGPUのゲーミングベンチマークを1080p・1440p・4Kに分けて掲載しています。
ここで、画素数とGPU負荷をそのまま比例させないように注意が必要です。「4KはFHDの4倍の画素数だから、GPU負荷も必ず4倍」とはなりません。fpsはGPUだけで決まらず、CPU、ゲームタイトル、画質設定、レイトレーシングなどの条件でも変わります。
アップスケーリングを使える環境では、低い解像度でレンダリングした映像を高解像度化する方法もあります。AMD Radeon Super Resolutionも、低い解像度でレンダリングした映像をディスプレイのネイティブ解像度へアップスケールする仕組みです。
画面サイズと解像度の組み合わせで選ぶ

同じ解像度でも、画面サイズが違えば見え方は同じではありません。画面が小さいほど画素が密集し、大きくなるほど同じ面積あたりの画素は少なくなります。この密度を表す指標がPPIです。
24〜27インチでFHD・WQHDを選ぶ場合
24〜27インチでは、FHDとWQHDのどちらも選択肢になります。FHDはWQHDより画素数が少なく、GPUへの要求を抑えて高いfpsを狙いたい場合に選びやすい解像度です。精細さも求めるならWQHDを検討できます。
サイズだけで「24インチならFHD、27インチならWQHD」と決めるものではありません。I-O DATAには23.8型・WQHDのゲーミングモニターもあります。
27〜32インチでWQHD・4Kを選ぶ場合
画面を大きくしながら精細さも求めるなら、WQHDや4Kが候補に入ります。同じ解像度のまま画面を大きくすると画素密度が下がるためです。
とはいえ、4Kが32インチ専用というわけでもありません。I-O DATAでは27型・4K対応ゲーミングモニターも販売されています。画面サイズは解像度を決める材料のひとつとして使い、精細さやGPU性能と合わせて判断します。画面サイズ自体で迷っている場合は、ゲーミングモニターの24・27・32インチの選び方も参考にしてください。
画質とfpsのどちらを重視するかで解像度を選ぶ

FHD・WQHD・4Kで迷ったら、自分が画質とfpsのどちらを優先したいのかを決めると候補を絞りやすくなります。
高fpsを重視するならFHDを候補にする
高いfpsを優先するならFHDが候補です。WQHDや4Kより処理する画素数が少ないため、GPUへの要求を抑えられます。
「FPSゲームならFHD」とゲームジャンルだけで決める必要はありません。GPU性能に余裕があれば、WQHDで高いfpsを狙う選択肢もあります。遊びたいゲームと目標fpsを基準に判断します。解像度とは別に何Hzを選ぶか迷っている場合は、ゲーミングモニターのリフレッシュレートの選び方でゲーム用途ごとの目安を確認できます。
画質とfpsのバランスを取りたいならWQHDを候補にする
WQHDは約369万画素。FHDの約1.78倍ですが、4Kの約829万画素より少なく、画素数では両者の中間です。
FHDより精細さを上げたいものの、4Kほど画素数を増やしたくない場合に比較しやすい解像度です。WQHDが常に最適という意味ではなく、GPU性能や目標fpsによってFHDや4Kも候補になります。
画質を重視するなら4Kを候補にする
映像の精細さを優先するなら4Kです。3840×2160、約829万画素で表示するため、FHDより細かな映像を表現できます。
ネイティブ4Kで高いfpsまで求めるなら、それに見合うGPU性能が必要になります。モニターが4Kに対応していても、遊びたいゲームを希望する画質設定やfpsで動かせるとは限りません。
アップスケーリングを利用できる環境なら、低い内部解像度でレンダリングして4Kへ出力する方法もあります。4Kモニターだからといって、ゲームを常にネイティブ4Kでレンダリングする必要はありません。
GPU性能と画面サイズを確認して解像度を決める

解像度を決める基準をまとめると、次のようになります。
| 重視したいこと | 候補になる解像度 |
|---|---|
| GPUへの要求を抑えながら高fpsを狙いたい | FHD |
| 精細さとfpsのバランスを取りたい | WQHD |
| 映像の精細さを重視したい | 4K |
候補を絞ったら、画面サイズとの組み合わせを見ます。そのうえで、使用中または購入予定のGPUが、遊びたいゲームを希望する解像度・画質設定・fpsで動かせるかを調べれば最終判断できます。
まとめ
ゲーミングモニターの解像度は、画質だけで決めるものではありません。FHD・WQHD・4Kでは画素数が異なり、高い解像度で高fpsを狙うほどGPU性能も求められます。
- FHD:GPUへの要求を抑えながら高fpsを狙いたい場合の候補
- WQHD:FHDより精細さを高めつつ、画質とfpsのバランスを取りたい場合の候補
- 4K:映像の精細さを重視したい場合の候補
この3つから目的に合う解像度を絞り、画面サイズとGPU性能を照らし合わせれば、自分に必要なゲーミングモニターの解像度を決められます。
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