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FPS向けゲーミングモニターの選び方|Hz・応答速度・サイズと解像度を解説

FPS向けゲーミングモニターの選び方|Hz・応答速度・サイズと解像度を解説 pc-setup
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FPSゲーム用のゲーミングモニターは、「何インチを選ぶか」「何Hz必要か」「応答速度は1msなら十分か」など、見る項目がいくつもあります。

結論から言えば、FPS向けモニターでは「PCが出せるFPSに近いリフレッシュレート」を最優先し、応答速度はGtG/MPRTの違いまで確認した上で、サイズと解像度はPCの性能範囲で選ぶのが現実的な基準です。

とはいえ、すべてのスペックを高くする必要はありません。FPSではリフレッシュレートとPCが出せるフレームレートの関係を押さえ、応答性能、画面サイズ、解像度を順に見ていけば選びやすくなります。

FPS向けゲーミングモニターで優先したい性能

FPS向けゲーミングモニターでは、リフレッシュレートとPCが出せるFPSの関係を軸に、応答速度と入力遅延を別の指標として見分けることが大切です。

優先したいのはリフレッシュレートです。ただし、モニターのHzだけを高くしても、その性能を十分に活かせるとは限りません。応答速度についても、公称値だけで単純に比較できない点に注意が必要です。

リフレッシュレートはPCが出せるFPSに合わせて選ぶ

リフレッシュレートは、モニターが1秒間に画面を書き換える回数です。144Hzなら最大144回更新します。Microsoftのリフレッシュレートに関する解説では、高いリフレッシュレートによって、高速なゲームでモーションブラーや画面のティアリングを抑え、応答性を高められると説明されています。

ここで分けて考えたいのが「Hz」と「FPS」です。Hzはモニターが画面を更新する頻度、FPSはPCが1秒間に生成するフレーム数で、同じ数字でも意味が違います。NVIDIAのFPSに関する解説でも、この2つは別の指標として説明されています。

高Hzのモニターを選ぶなら、遊ぶゲームでPCがどこまでFPSを出せるかも見ます。144Hzだからといって、PC側も自動的に144fpsで動くわけではありません。ゲームによって必要なPC性能は異なるため、同じPCでも常に同じFPSが出るとは限りません。

VALORANTの公式動作環境では、PCスペックを30fps・60fps・144fps以上に分けて掲載しています。モニター単体のHzではなく、遊ぶゲームとPCで出せるFPSを基準に選びます。144Hzや240Hzなどをどう選び分けるかは、ゲームに合わせたリフレッシュレートの選び方で詳しく整理しています。

応答速度と入力遅延は別の指標として確認する

FPS向けモニターで目にする「1ms」などの応答速度は、入力遅延を表す数字ではありません。

応答速度は、モニターの画素が別の状態へ変化するまでの速さに関係する指標です。画素の切り替えが遅ければ、動いている対象の後ろに残像のような表示が見えることがあります。対して入力遅延は、マウスやキーボードを操作してから、その結果が画面に現れるまでの遅れに関係します。

製品ページでは「1ms(GtG)」「1ms(MPRT)」「0.5ms」など、異なる表記が使われています。GtGとMPRTでは測定方法が異なるため、数字の大小だけを見て「0.5msだから1msより必ず速い」とは判断できません。0.1ms・0.5ms・1msなどの見方は、応答速度の数値と測定方法の違いで詳しく解説しています。

入力遅延にも統一された測定条件があるわけではありません。ZOWIEの公式FAQでは、業界に標準的な入力遅延の測定方法がないことを理由に、対象モニターの入力遅延値を掲載していません。

公称の応答速度を比べるときは、数字の大小だけでなくGtGやMPRTといった指標まで見ます。「1ms以下ならFPS向け」とする一律の基準は、今回確認した一次情報にはありませんでした。

FPS向けモニターのサイズと解像度はPC性能に合わせて選ぶ

画面サイズと解像度は一つの組み合わせに決めつけず、遊ぶゲームでPCが必要なフレームレートを維持できるかを基準に選びます。

競技FPSでは、24~25インチ前後のフルHDモニターが使われてきました。NVIDIAの画面サイズと解像度に関する技術記事によると、2022年時点ではeスポーツのプロが使用する高リフレッシュレートモニターの多くが24~25インチ・1080pでした。

だからといって、27インチやWQHDがFPSに不向きとは限りません。同じNVIDIAの実験では、24.5インチ・1080p・360Hzと27インチ・1440p・360Hzを比較したところ、小さなターゲットを狙う特定のテストで27インチ・1440p側の平均タスク完了時間が短くなっています。

この結果だけで「27インチ・WQHDの方がFPSに有利」とは判断できません。実験では画面サイズと解像度を同時に変更しており、NVIDIAもそれぞれの影響を分離できないとしています。

サイズと解像度を選ぶときは、PCが目標とするフレームレートを維持できるかで判断します。フルHDはWQHDより描画する画素数が少ないため、解像度によるGPU負荷を抑えたい場合の候補です。WQHDでも十分なフレームレートを維持できるPCなら、より高い解像度も選択肢に入ります。

24・27・32インチの違いは用途や視聴距離に合わせたゲーミングモニターのサイズ選び、FHD・WQHD・4Kの違いはゲーム用モニターの解像度を選ぶ基準で詳しく整理しています。

なお、ゲームによってはCPUなどがフレームレートを制限します。解像度だけでFPSが決まるわけではありません。

まとめ

FPS向けのゲーミングモニターは、リフレッシュレートとPCが出せるFPSを最初に見ます。応答速度は入力遅延と分けて考え、公称値を比較するときはGtGやMPRTなどの測定指標も確認します。

画面サイズと解像度に一つの正解があるわけではありません。24~25インチ・フルHDだけに絞らず、PCが必要なフレームレートを維持できる範囲で選ぶのが基準です。

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