ノートPCでは画面やキーボードまで付いてくる。一方、大きなデスクトップPCを置くほどのスペースはない。そんな場合でも、選択肢はこの2つだけではありません。
ミニPCや一体型PC、2-in-1・タブレットPCなど、形状や使い方が異なるPCがあります。ただし、これらは厳密にノートPCやデスクトップPCと完全に別の分類ではありません。
一般的なノートPC・大型デスクトップ以外にどんな選択肢があるのか、それぞれの違いと選ぶ基準を整理します。ノートPCとデスクトップPCの2種類から選ぶ段階で迷っている場合は、ノートPCとデスクトップPCの違いから整理できます。
ノートPC・一般的なデスクトップ以外にはどんなパソコンがある?

PC本体を小さくしたタイプ、画面と本体を一体化したタイプ、持ち運び方を変えられるタイプなどがあります。それぞれの形態を見ていきます。
ミニPC・一体型PCなど据え置いて使うタイプ
ミニPCは、デスクトップPCの本体を小型化した形態です。ディスプレイやキーボードなどは本体と分かれているため、必要な周辺機器と組み合わせて使います。
ASUS NUC 14 Proの公式仕様では、本体サイズが117×112mm、高さは37mmまたは54mm。HDMIやThunderboltによる映像出力を備え、外部ディスプレイと組み合わせる構成です。
一体型PCは構造が異なり、PC本体とディスプレイが一つにまとまっています。MicrosoftもPCのフォームファクターに関する資料で、オールインワンを従来のデスクトップから発展した形態と説明しています。
据え置き型でも、「小さなPC本体とディスプレイを組み合わせるミニPC」と「ディスプレイとPC本体が一体になった一体型PC」では構成が違います。
2-in-1・タブレットPCなど持ち運べるタイプ
2-in-1は、ノートPCとタブレットのような使い方を切り替えられるPCです。Microsoftは2-in-1の公式資料で、従来型ノートPCから発展した形態と説明し、コンバーチブル型とデタッチャブル型に分類しています。
つまり、ノートPCとはまったく別のPCではなく、一般的なクラムシェル型ノートPCとは形状や使い方が異なる選択肢です。
スティックPCなど超小型のタイプ
PCをさらに小型化した形態として、スティックPCも存在します。代表例のIntel Compute Stickは、ディスプレイのHDMI端子へ接続して使うPCです。
ただ、IntelのCompute Stick製品一覧では、掲載製品がすべてDiscontinued(生産終了)となっています。現在のPC選びでは、ミニPCなどと同列の主要な購入候補ではなく、このような超小型タイプも存在するという位置づけで捉えるのが適切です。
ノートPC・大型デスクトップ以外を選ぶなら何を基準にする?

候補を絞る基準は、「なぜノートPCや大型デスクトップではない形態が必要なのか」です。
| 重視すること | 比較するPC形態 |
|---|---|
| PC本体の設置スペースを抑えたい | ミニPC |
| 画面とPC本体を一体化したい | 一体型PC |
| 持ち運んで使いたい | 2-in-1・タブレットPC |
本体を小さくして設置スペースを抑えたいならミニPC
据え置きで使いながらPC本体を小さくしたい場合は、ミニPCが候補です。
本体は小型ですが、一体型PCのようにディスプレイまで一体になっているわけではありません。ディスプレイやキーボードなどを別に用意して組み合わせます。
持ち運べる小さなPCではなく、「据え置きで使うPC本体を小さくしたい」という用途に合う形態です。ミニPCの種類や性能まで比較したい場合は、小型パソコンの種類と選び方で詳しく整理しています。
大型デスクトップから小型PCへの買い替えや小型化そのものを検討している場合は、デスクトップPCを小さくしたいときの選択肢も確認できます。
ミニPCを机の上に置かず、モニターやテレビの裏へ固定して省スペース化したい場合は、小型PCをモニター裏へ取り付ける方法で設置方法を確認できます。
画面とPC本体を一体化したいなら一体型PC
PC本体を別に置きたくない場合は、一体型PCが比較対象です。Microsoftはオールインワンについて、システム部品とディスプレイを一つの筐体にまとめた形態としています。
小型の本体を別に置くミニPCとは構造が違います。「PC本体を小さくしたい」のか、「本体と画面を一体化したい」のかで切り分けられます。
持ち運んで使いたいなら2-in-1・タブレットPC
場所を移動して使うことが目的なら、2-in-1やタブレットPCを比較します。MicrosoftのWindows PCの選び方に関する案内でも、PC選びの判断材料として利用場所や電源から離れて使う時間、入力方法などが挙げられています。
同じ「小さいパソコン」でも、据え置きで本体サイズを抑えたい場合と、PCそのものを持ち運びたい場合では選択肢が変わります。前者ならミニPC、後者なら2-in-1・タブレットPCという違いです。
まとめ
一般的なノートPCや大型デスクトップ以外にも、ミニPC、一体型PC、2-in-1・タブレットPCなどがあります。
- PC本体を小さくして据え置きたいならミニPC
- 画面とPC本体を一体化したいなら一体型PC
- 持ち運んで使いたいなら2-in-1・タブレットPC
- スティックPCという超小型の形態もあるが、代表的なIntel Compute Stickは生産終了している
形態だけで決めるのではなく、設置スペースを抑えたいのか、画面まで一体化したいのか、持ち運びたいのかを基準にすると、自分の使い方に合うPCを絞れます。

